京都のいり番茶、ご存知ですか?
10年ほど前、たまの外ランチで行っていた京料理のお店では、なんとも個性的な香りのする番茶が出されていました。
たき火の中から出してきたような、けむいような不思議な香りでした。
最初はびっくりしたのですが、くせになる香りで、
「あのお茶の香り、また体験したいな」とたびたび思い出していました。
つい最近、知人と京都のお茶屋さんの話になり、ふとその番茶のことを思い出して話してみると、一保堂茶舗で買えるとのこと。
知人が行くついでに買ってきてもらうことにしました。
私が頼んだのは、「いり番茶」。
http://shop.ippodo-tea.co.jp/kyoto/shop/goods/index.html?ggcd=621152&cid=bancha
小さいサイズでも30センチほどの袋に入っています。
紙袋の外まで、あの独特の香りがしています。
袋に書いてある淹れ方どおりに、10gをはかってみると、こんな感じです。
大きな茶葉や枝がそのまま入っているので、かなりかさばります。
急須にいれるとあふれんばかりの茶葉の量です。
熱湯を注いで10分ほどおくと、独特の香りとしっかりとした味が出ます。
「あぁ、これだ!」と10年ぶりの再会を喜びました。
煎茶のようにお湯の温度を下げずに、沸騰したてのお湯で淹れられますし、
番茶なのでカフェインも少なく、気軽にのめるのもうれしいです。
いつものお茶の時間に、いり番茶でバリエーションを加えてみてはいかがですか?
by くりむ