さびないカラダ くりむ

ミニ盆栽&苔玉デビュー!

2017/01/17

9月、10月と地元は秋のお祭りが続いています。

あちらこちらの神社で週ごとにお祭りが続き、落ち着いたなと思ったら、今度は区のおまつり。加えて、小中学校の運動会もあったりで、週末ごとににぎやかな声が聞こえてきます。

 

たまたま用事があって出かけた先で区民まつりに出くわしました。

区民がお店を出しているテントを見ていたら、盆栽や植木がたくさんならぶ一角を発見。「盆栽同好会」と書かれた看板がかかっています。

自分で作るほどではないものの気になっていたので、立ち寄ってみました。

 

小さいものだと5センチほどの器に植え込んだものから、30センチほどのものまで、さまざまな盆栽や苔玉が並んでいます。丈のある植木もあり、多彩です。

植物の名前が書かれたタグが添えられているもののよくわからないので、売り子さんをやっている高齢の女性に話しかけてみると、「これは半日陰の方がいいわね」「これは日向がいいわよ」などと教えてくれました。

緑が多いなかで、ピンク色の花が目に留まり、この一鉢を買うことにしました。600円。

 

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タグには「ヒメタデ」と書いてあるのですが、実は3種類植わっているとのこと。

ヒメタデは、ピンクの花が白くカサカサになったら指でつまんで鉢の中にまけば、来年も花を咲かせるそうです。

緑のぷくぷくした葉(売り子さんに聞いてみたのですが、「名前忘れちゃった!」とのこと)は一番強くて、ほうっておいてもぐんぐん伸びるのだそう。

右手前にある、目立たない茶色っぽいものはコガネシダといって、黄金色のシダ植物。

10センチにも満たない小さな器の中に、これだけの植物が一緒にいるのかと豊かな世界に驚きます。

 

他にもないかなとテントの外に出て見ていると、さっきとは別の売り子さんの女性に「気に入ったの見つかりました?」と声をかけられました。

「こっち来ないかなと思ってたの」というのでおしゃべりしてみると、「売れなかったら作品展に出そうかなって思ってたの」と5センチほどのお皿に載せられたこの苔玉を見せてくれました。

 

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苔玉からひょろひょろと出ているのはコンテリクラマゴケという苔。苔玉の表面をおおっているのもこの苔です。

苔というと、地面や石にびっしり生えるイメージだったので、「苔って植物だった!」とあらためて実感。

(写真では見えづらいのですが)ギザギザの葉は、シロバナイチゴ。言われてみればたしかにイチゴの葉っぱ。名前のとおり白い花を咲かせるのだそう。

丸みを帯びた細い葉は、オトギリソウ。もう少し伸びたら夏に黄色い花を咲かせるそうなので楽しみです。

もう一つ、めずらしい種類の植物も植えてあるそうなのですが、「なんだったっけな・・・忘れちゃった・・・」とのこと。

 

水のやり方や置く場所なども詳しく聞いて、買うことにしました。

ヒメタデの鉢と一緒にトレーに入れたものを「よろしくね」と手渡されて、はっとしました。

どんな組み合わせにしようかなと考えてここまで世話をしてきた人から、植物を引き継いだんですね。

花屋での買い物では感じたことのない感覚を味わった、ミニ盆栽&苔玉デビューでした。

 

by くりむ

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