夏休み~京都・滋賀の旅
2017/01/17
短い夏休み。京都、滋賀に行ってきました!
夏休みの予定は何もたてていなかったのですが、琵琶湖畔にいる友人に会いにいくことになり、2泊3日で出かけてきました。
初日は午後まで仕事だったので、出先から京都へ。
新幹線のお供はいつもサンドイッチハウス メルヘンのフルーツサンドなので、今回も東京駅の大丸デパートでダッシュで買って乗り込みました。
メルヘンは八王子にあるサンドイッチ屋さんで、タマゴサンドなどのごはん系サンドイッチの種類も豊富。
デザート系ならイチゴのサンドイッチが一番好きです。
19時前に京都に到着し、現地の友人、先に京都入りしていた連れと合流。
予約しておいてくれた広東料理店・芙蓉園へ向かうべく、四条河原町へ。
眺めているだけでもいい気分になってくる一冊『京都の中華』(姜尚美/京阪神エルマガジン社)に掲載されていたお店の一つです。
油通ししたかしわと玉ねぎをふんわり卵とじにした優しい味の「鳳凰蛋(ホウオンタン)」のほか、酢豚、春巻き、麻婆豆腐、担々麺、杏仁豆腐などなど、たらふく食べておなかいっぱいに。
特に、もちっとした手作りの皮と、シンブルな味付けがあとを引く春巻は、もう一皿食べたいくらいです。
いずれも丁寧につくられたことが伝わってくる飽きのこない優しい味で、近くに住んでいたら頻繁に通ってしまいそうなお店でした。
2日目は、レンタカーを借りて、琵琶湖畔の道の駅に寄ってみたり、近くにあった琵琶湖の競艇場に寄ってみたり。車窓からは青々とした田んぼがあちこちで見ることができました。
梅雨明け直後の猛暑日だったので、少し動いただけで汗だくです。
1日の汗と疲れを流すべく、夕方、町の銭湯に立ち寄りました。
こぢんまりとした建物ながら、昔ながらの番台、古びた木枠とガラス窓のロッカーが並ぶ脱衣所、天井が高くさんさんと光の差し込む浴場、うっとりしてしまいます。
東京出身だという地元のおばあちゃんと少しおしゃべりして、おわかれ。いいお湯でした。
夕飯は、外出から戻った友人のお姉さんも一緒に、琵琶湖を眺めながら家のベランダにて。
友人姉妹が用意してくれた京都の湯葉や漬け物、生麩など、東京での食卓とはひと味ちがった雰囲気です。
私たち4人の注目は、訪問前から「食べてみたいね」と話していた鮒寿司! 滋賀県の郷土料理で、鮒を塩と飯(いい)に漬けた発酵食品です。
友人姉妹が、創業約150年(!)という老舗の阪本屋[リンク設定 http://www.sakamotoya.biz]で買っておいてくれました。
包みをとくと、鮒の身は白い飯に覆われ、酸っぱいにおいがします。
すでにお店で切ってくれているので、飯をおおまかに取り除いてお皿に盛ります。
酸味が強く、まさに「珍味」と呼ぶべき味わいで、日本酒との相性は絶品です。
炊きたての白米の上に、少しの飯と鮒寿司をのせて熱いお茶をかけたお茶漬けがまた格別でした。
最終日の3日目は午前中に琵琶湖を離れ、京都・八坂神社付近を散策。海外からのお客さんでにぎわっていました。
帰りは「ぷらっとこだま」を利用してのんびりと帰ります。
駅弁好きの連れが途中のいくつかの停車駅で駅弁を買い込み、さながら駅弁大会の様相です。
米原駅で買った「湖北のおはなし」はおこわと多彩なおかずが入っていて満足感のあるお弁当。おこわの具材は季節によって変わるそうで、今回は枝豆でした。秋の栗もおいしそう。
友人と久しぶりに会い、のんびりして、おいしいものをたくさん食べた3日間。
東京に負けない暑さの中、2泊3日とは思えないくらいリフレッシュできました。
短くても、こんな夏休みもいいものです。
by くりむ