木のまな板を使い始めました
まな板ってどんなものを使っていますか?
私が子どものころは、まな板といえば木でしたが、もう20年くらいはプラスチック製のものを使っています。
軽いし、曲がるし、ひっかけておけるし、扱いが楽なので重宝してきました。
しかし、うちにはずいぶん昔に、材木屋のおじいさんからもらった、立派な木のまな板があるのです。
厚みがある分重くて、乾かすのに場所も時間もとるので、不便な気がして長いこと使っていませんでした。
先日砥石を新調したら包丁の切れ味がすばらしく、木のまな板で切ってみようかなとふと思い立ち、しまいこんでいた棚から出してみました。
まず、まな板の厚みの分、高さがあることで包丁作業がとても楽なのに驚き。わずか4センチほどの高さがあるだけでこれほど違うものか!と。
包丁がまな板に当たったときに伝わってくる感触が柔らかいことにも驚きます。
これまでのプラスチック製のものでは、まるで金属のキッチン台に直に刃物をあてていたかのようなかたさを感じていたことに気づきました。「プラスチック製のものは包丁の刃にはかたすぎて、刃こぼれするからよくない」というのはこういうことなのですね。
包丁がまな板にあたる音も、トントン…と軽くていい音です。
使う感触がとてもいいので、野菜を切るときはこの木のまな板を使って、肉や魚を切るときは、今までどおりプラスチック製のものを使うことにしました。
手入れは、たわしで水洗いが基本。
汚れを落として、乾燥させるのが大切なのは、材質に関わらず共通ですね。
表面に傷がついてきたら、削りに出すか、まな板削り用の道具で自分で手入れをすれば何年も使えます。
よく切れるようになった包丁と、やわらかな木のまな板。
なんだか料理をするのがますます楽しくなる気がしました。
byくりむ